アコギ,フルート,メロトロンなどから繰り出される泣きのメロディに悶絶.今2024年でも19年前の作品ながら,当時の音ではなく70年代のレトロで牧歌的なメロディが光る作品.
調べてみるとDiskUnionでも取り扱いがあり,結構絶賛されていたので隠れた名バンド/名作なのかも.残り2作もチェックしないと.
https://www.facebook.com/willowglassmusic
バンドの存在そのものはリアタイではなく後追いで知り,2012年リリースの1st [Blessed He with Boils]をチェックし,今回 [Of Erthe and Axen]シリーズをチェック.
いまから6年以上前の作品とは言え,2024年の今に聴いても古臭さなど微塵もないエピックなブラックメタル作.Therionのようなシンフォニック/オペラてぃっくな展開,OpethやEmperorのようなプログレッシブデスのエッセンスなどが融合するシネマティックな作品.
自分を含めWilderun, Ne Obliviscarisが好きな人は聴かないと損.
Xanthochroidのバンド自体は,この2作をリリース後,活動休止中とのこと.おそらく他のプロジェクトなどでも活動してないみたいなので,現代に蘇り傑作を生み出してもらいたいところ.
しかしメタルは奥が深い...良作を聴く人生と聴かない人生なら前者でしょ.
https://xanthochroid.bandcamp.com/
https://www.facebook.com/xanthochroidmetal
Xanthochroid [Blessed He with Boils] 2012
Interview with Sam Meador @ Marunouchi Muzik Magazine
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2019年に[The View from Olympus]でデビューしたアメリカの3人組.ライブ活動も行っているようで,その際はギターレスでBa, Key, Dsのトリオながら,きっちりとアンサンブルが成り立っていてびっくり.
作品の方は,最初に聴いたときの感想にも書いていたけどNew Englandも真っ青な美しく重厚なメロディ,コーラスハーモニー,いい意味でモダンさの欠片もない80'sのアメリカンプログレッシブハード直系の作品.
今のバンドで言うとMoon Safari, A.C.Tなどに通じるバンドで知名度以外は文句なし.インディーで活動してるので何かキッカケがあれば…
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CD2枚組90分近い大作.オープニングの2曲"War to End All Wars", "Ghosts from the Future"の大仰でドラマティックな楽曲で一気にOverheadの世界に引き込まれる.Disc2も17分の組曲で開幕し,Disc2も44分ぐらいと集中力にも優しい仕様,きっとLPのA面B面を考慮して作られているのかと.
本アルバムに関しては,Amorphisからデスメタル色をなくしプログレ長編化したような作品 (そう言えば,Amorphisって長い曲が少ない気がする).メタル色がしっかりとあるシンフォ作で,プログレ業界だけでなくメタルの方でも話題になるべき作品.プログレらしい難解さは無いのでAmorphisが好きならいけるはず.
と言うのもノルウェーのバンドStrange New Dawnの2023年作[New Nights of Euphoria]を本作と同じタイミングで聴いていて似ているなぁーと思いBlogを書こうと思った次第.
Strange New Dawn [New Nights of Euphoria] 2023
アートワークはVoのAlex Keskitalo作.LPが欲しかったけど,4000円近いCDですら手を出しにくかったぐらいなので…
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この2枚の前に2021年に[Diapason]と[Deranged Queen]というアルバムをリリースしており,このリマスターが2023-10にリリースされるというニュースを見かけて存在を知ったバンド.各アルバムには
1st [Diapason] 弊
2nd [Deranged Queen] 生と死
3rd [Death of a Songbird] 鬼
4th [Death of a Songbird II] 鬼
と漢字が飾られておりインパクトが大きいアートワークに.
アルバムの方は,ゴシックをテーマにしたプログメタルバンドという通り,少し暗めなメロディのプログメタル作.ドラムに関してはNicolas Trejoというプレイヤーがゲスト参加している模様.
ギタープレイも曲作りも共にしっかりとメタルしてる,(見てる限り)ヘッドレスのギターでもないので,今風ではなくメロディを聴かせるメタル.ギター,ベース,そして歌もバッチリこなすSabrina嬢の才能,凄い.
I と II では,前者のほうがソフトでバラエティ豊かな楽曲が収録されており,IIの方は比較的ファストな曲が多く大半の曲がひと繋がりに流れてくる33分のメタリックな作品.ソフトなI, ハードなIIといった感じなので,IIの方がメタル人には受けるかも.
https://lunafawnripley.bandcamp.com/
https://www.facebook.com/LunaFawnRipley
CD2枚組でDisc1では女性VoのKarolina Leszkoが歌い,Disc2では男性VoのDawid Lewandowskiが歌うバージョンを収録.4曲の長編を収録しており,
のように小説をモチーフにしていた組曲で構成されたアルバム.
また,2022年には本作のVoをかけあわせたデュエットバージョンの[Books That End in Tears]もリリースされており,泣きメロ満載なシンフォプログレを色んな形で楽しめる.
https://www.facebook.com/ryszard.kramarski/
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前作よりコンパクトかつシンプルにという通り,10分超の曲はなく5分前後の曲で占められたアルバム.中心人物のAndrzej BielasとKrzysztof Walaは本作では歌っておらず,LizardのDaniel Kurtykaと前作にも参加していたMoonriseのMarcin Staszekが半々ぐらいでVoを担当.
コンパクトになった影響か,ウエットなメロディはそのままに,前作よりファンタジックでキラキラしており,Pendragonっぽさを感じる.キャッチーなので,この作品がバンドの入口として適切な1枚,
独特なアートワークは前作同様Krzysztof Zyngiel作.
The Adekaem [The Great Lie] 2021
https://theadekaem.bandcamp.com/
https://www.facebook.com/TheAdekaem
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ソロ作ではジャズ系の作品を残しているようだが,本作は彼の泣きのギターが響き渡るシンフォ系プログレ.70'sのハモンドが響くハードロックにも近く,全編にわたり懐かしさに満ちてる.
Pink Floydのツアーメンバーとして活動するDurga McBroomが4, 5, 8曲目にボーカルで, WigwamのJukka Gustavsonが7曲目にハモンドでそれぞれゲスト参加.ってことで,やっぱり目玉はフロイドの曲名をモチーフにした4, 5曲目の組曲"On the Dark Side of the Moon"になるかと.優しいメロディを聴けるシンフォ系プログレ作.
https://5thseasonband.bandcamp.com/
https://www.facebook.com/tapioylinenmusic/
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